飲酒運転の発覚を恐れ、アルコール検知器を破壊

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10月29日深夜、長崎県波佐見町内の県道で、飲酒運転の疑いがあるとして警察官の職務質問を受けていた男が、警察官からアルコール検知用の器具をひったくるようにして奪い、そのまま手で握り潰して破壊する事件が起きた。警察ではこの男を器物損壊の現行犯で逮捕するとともに、道路交通法違反(飲酒検知拒否、酒気帯び運転)容疑でも調べを進めている。

長崎県警・川棚署によると、事件が起きたのは10月29日の午後11時50分ごろ。波佐見町志折郷付近の県道をパトロールしていた同署のパトカーが、前方をふらふらとした挙動で走行する不審な軽トラックを発見。飲酒運転の疑いがあるとして抑止し、運転者に対して職務質問とアルコール検知を実施しようとした。

軽トラックを運転していた男はアルコール検知に素直に応じる素振りを見せたが、直後にガラス製の検知管を素手で握り潰して破損。これを目撃した警官は男を器物損壊の現行犯で逮捕した。男の行為は飲酒検知拒否とみなされ、その後に職権でアルコール検知が実施されたが、この時点でも酒気帯び相当量のアルコール分が検出されている。

警察では器物損壊と合わせ、道交法違反(飲酒検知拒否、酒気帯び運転)容疑でも取り調べを進める方針だが、男は警察の調べに対して「飲酒運転の発覚を恐れてやった」などと話しているという。

《石田真一》

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