日産ディーゼル工業は15日、9月中間決算を発表するとともに、06年3月期の連結業績予想を上方修正した。ディ−ゼルの排ガス規制による販売の好調で、経常利益は5月時点の減益予想から増益に修正された。
通期の連結売上高は当初予想より280億円多い4930億円(前期比6.9%増)に修正。国内販売は16.1%増の2万3100台を見込んでいる。売り上げ増や合理化効果などにより営業利益は30億円修正の330億円(1.1%減)、経常利益は55億円修正の325億円(6.9%増)とした。
純利益は前期にあった厚生年金基金の解散益が消えるものの、60億円上方修正して280億円(6.6%減)を予想している。