いすゞ、中期計画の進捗好調で見直しへ

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いすゞ自動車の井田義則社長は17日、2005年度から3カ年で推進している中期経営計画について「来年初めには環境変化を踏まえローリングしたい」と述べ、見直す方針を明らかにした。国内販売の好調で、売上高はすでに最終年度の目標に近づきつつあり、拡大見直しされる公算が強い。

いすゞの中期経営計画は、最終の07年度に連結売上高1兆6000億円、営業利益1000億円を目指す内容。研究開発費の増額など「将来への布石の3年」(井田社長)と位置づけている。

しかし、初年度は国内トラック市場が排ガス規制の影響で想定外に伸びており、今期の売上高は1兆5800億円、営業利益も900億円と目標に大きく近づく。このため、需要動向や原油高などの経済変化を織り込んだ内容に見直す。国内需要は06年度の後半から減少局面に入る見通しで、業績の悪化要因もある。

《池原照雄》

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