カロッツェリアがめざすもの---ハードは無意味、コンセプトが品質に

自動車 ニューモデル モーターショー
カロッツェリアがめざすもの---ハードは無意味、コンセプトが品質に
カロッツェリアがめざすもの---ハードは無意味、コンセプトが品質に 全 4 枚 拡大写真

東京モーターショー関連イベントとして2日、「カロッツェリアが目指すもの」と題し、フェラーリのデザインで知られるピニンファリーナのデザインディレクター、奥山清行氏による講演が行われた。奥山氏は「未来はクルマのアーキテクチャーが変わる」と予言。

【画像全4枚】

今後の自動車デザインの方向性については、「化石燃料はそのうち終わる。その後にくるのは水素社会、つまり電気自動車だと考えている」とし、「それにより未来はクルマはアーキテクチャーが変わってくる。まずタイヤとエンジンありきだった自動車が、人間中心のレイアウトへと変わる。それによって根本的なデザインが変わる」と述べた。

「燃料電池やモーターはどこで作っても同じ。差別化はハードでは不可能。コンセプトやブランド力が最終的に品質となって現れることが大切。」とした。

最後に「世界中にカーデザイナーは2500人しかいない。本当にクリエイティブな仕事をしているのはさらにその5−10%ぐらい。イタリアには50人のデザイナーがいるが、そのうちわずか10人ぐらいがこれからのイタリアのデザインの方向性を決めていく」と、トップデザイナーならではの見解を語り、講演を締めくくった。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る