三菱自動車と同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、2006年の第28回ダカールラリー(通称パリダカ)に、「チーム・レプソル三菱ラリーアート」(Team Repsol Mitsubishi Ralliart)から「パジェロエボリューション」4台体制で参戦する。
ドライバーは、増岡浩とステファン・ペテランセル(フランス)の両エースを主軸に、リュック・アルファン(フランス)、ホアン・ナニ・ロマ(スペイン)を加えた4名で、2005年大会で自ら達成した同一チームによる5連覇と通算10勝の最多記録更新をめざす。
増岡は02年に初優勝した際のコドライバー、パスカル・メモンと再びコンビを組むことでモチベーションも高まっている様子だ。「今大会はGPSポイントが大幅に制限されるなど、ナビゲーターの力量が重要なポイントとなる」
「ヤマ場は私が得意とするモーリタニアの砂丘にくると考えているが、年々、コース設定がハイスピードになっており差がつきにくいので、ステージごとに強弱メリハリをつける戦い方ではなく、どのステージも95%のペースでコンスタントに攻める」
パリダカに三菱は、1983年の第4回大会に初参戦して以来、今回で24回連続での参戦となる。