「前年に比べ経営環境が悪化」と部品工業会の岡部会長

自動車 ビジネス 企業動向
「前年に比べ経営環境が悪化」と部品工業会の岡部会長
「前年に比べ経営環境が悪化」と部品工業会の岡部会長 全 1 枚 拡大写真

日本自動車部品工業会は5日、記者会見を行い、岡部弘会長(デンソー会長)が日本の部品メーカーの経営状況について、「前年に比べ悪くなっている」と語った。

05年度中間期、上場企業している部品メーカー85社の売上高は7兆8746億円(前年同期比11.4%増)、営業利益は4662億円(同8.0%増)、経常利益は5021億円(同9.5%増)、当期利益は2813億円(同4.9%増)。

「一応好調なように見えますが、利益の伸び率が前年に比べ低下気味で、利益率ということでは、前年に比べ悪化している」と岡部会長は語り、こう付け加える。

「上場していない中小の部品メーカーについて聞いたところ、利益が前年より増加しているというところが32%、横バイが17%、そして減少が52%となっており、増加というところが減って、横バイあるいは減少というところが増えてきている」

この大きな要因は原材料価格の高騰であるが、部品メーカー、特に中小はその値上がり分をなかなか販売価格に転嫁できないということなのだろう。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る