三菱自動車は、車室内環境改善の一環として、セーレンと安全性の高い素材のみを使用した生地を共同開発したと発表した。この生地は日本車では初めて「エコテックス100」の認証を取得、来春発売する新型軽自動車『i(アイ)』のシート表皮に採用する。
エコテックス100は、購入前に商品の安全性を確認するための情報を消費者に提供する目的で設定されたもので、1992年にドイツ、オーストリアの繊維研究所により人体に影響を及ぼす化学物質を評価する分析制度として規格化され、現在は世界15カ国にある国際的に評価の高い研究所により「エコテックス国際共同体」として組織、運営されている。安全性表示マークのひとつとして広く一般に普及している。
新型軽自動車 i は、車室内環境の改善を目的に、車室内のVOC(揮発性有機化合物)を低減し、日本自動車工業会の「車室内のVOC低減に対する自主的な取り組み」を1年3カ月前倒しで達成する予定。