【VWポロGTI登場】乗りやすさと楽しさのあるエンジン

自動車 ニューモデル 新型車
【VWポロGTI登場】乗りやすさと楽しさのあるエンジン
【VWポロGTI登場】乗りやすさと楽しさのあるエンジン 全 4 枚 拡大写真

VW『ポロ』に追加設定されたGTIには、先代の『ゴルフ』GTIや『ニュービートル』ターボに搭載されていたものと同じ、1.8リッターターボエンジンが搭載されている。スペック的には150ps/22.4Kgmとそれほどハイパワーではないが、低回転域から過給をはじめ、広い回転域で太いトルクを発生するエンジンだ。

フォルクスワーゲンジャパンマーケティング統括部の正本嘉宏さんは「新型ポロGTIのエンジンは先代ゴルフGTIと基本は同じですが、ポロ専用にチューニングを施し、トルクを1kgmアップしています。ギヤ比も新たに変更していますので、さらに乗りやすくなっていると思います」と語る。

実際に新型ポロGTIに乗ってみると、確かに非常に乗りやすいエンジンに仕上がっている。低速からトルクがあり、街なかを3速ぐらいでタラタラ走っていても、ギクシャクすることもない。それでいながら、アクセルを踏み込めばレスポンスよく過給が始まり、6000rpm近くまでキッチリと伸びが感じられる。最大トルクも22.4kgmあるので、トルクバンドでは、意外なほど力強い加速感を味わうことができる。

トランスミッションも6速化が進むフォルクスワーゲンの中で、5速MTだけの設定だったので、多少物足りなさを感じるかと思ったが、それは間違いだった。先代のゴルフGTIよりも3速と4速がクロスしたギア比になり、小気味よいシフトワークと加速感を楽しむことができる。そして5速はオーバートップ気味にギア比が高いので、高速巡航は回転が抑えられている。

街なかからワインディングまでフレキシブルに対応してくれるエンジンと、日本の使用状況にマッチしたギア比によって、新型ポロGTIのパワートレーンは乗りやすさと、楽しさが両立されている。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『マイクラ』新型、“SUV風デザイン”の小型EVになって登場
  2. トヨタ『RAV4』新型を世界初公開、3つのスタイルで進化 日本発売は2025年度中
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』新型、量産仕様のプロトタイプがついに出現! 変更点を完全解説
  4. アルピーヌ『A390』発表直前プレビュー! マカンよりかなり小さいボディから600馬力!?
  5. 日産が高級SUV『パトロール』日本導入を計画、「18年の空白」を埋めることはできるか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  3. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  4. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る