日本では昨年、富士通テンが1DIN・AV一体型ナビを投入して高い評価を得ているが、アメリカではすでにパイオニアがDVDナビでこの分野に参入していた。そんな中、三洋が年内発売を目標にDVDナビ機能を搭載した1DIN・AV一体型ナビをCESに参考出品した。
画面サイズは7型と1DIN型として最大サイズを確保し、操作はタッチパネル方式を採用。DVDビデオ再生機能をはじめ、FM/AMチューナーまでもオールインワンしており、取り付けのしやすさを最優先した設計となっている。
HDD化にしなかった理由としてリュウイチ・タカサオ氏(SANYO Fisher Company)は「地図の更新のしやすさをはじめとする使い勝手の良さ」を第一に挙げ、「必要となればいつでもHDD化も可能」とも説明した。
アメリカにおけるカーナビ市場は年々盛り上がりを見せており、なかでも急速に人気を集めているコンパクト型に対し、こうした高機能型ナビがどこまでシェアを確保できるかに注目が集まっている。三洋がこの市場に参入することで、この分野での注目度はさらにアップすることだろう。