三菱自動車は12日の取締役会で、三菱商事を引き受け先とする300億円の優先株発行を決議した。第3者割当による「第4回G種優先株」となるもので、新株発行は3万株。払い込みは1月30日となる。
これで、昨年策定した「再生計画」による資本増強策が完了する。三菱自動車は調達資金を研究開発および設備投資へ充当する。
三菱重工業、三菱商事、旧東京三菱銀行の三菱グループ中核3社は、昨年3月に総額2740億円の資本増強に応じていた。三菱商事はこのうち700億円を負担していたが、追加として2005年度内に300億円の投入が決まっていた。