気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2006年1月16日付
●「軽」ナンバー1 ワゴンR 4割支持(読売・6面)
●自動車リサイクル法1年、違法処分監視進むか(朝日・7面)
●人気ランキング、05年輸入車販売車種別 1位ゴルフ(毎日・8面)
●アルファン総合初V パリ・ダカ(毎日17面)
●原油高追い風、北米市場の日本勢、小型車に照準(東京・3面)
●トヨタ2兆円に迫る、税引き前利益、今期、新車好調、旧UFJ株に評価益(日経・1面)
ひとくちコメント
エンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車『プリウス』などに搭載されている駆動技術をめぐり、トヨタ自動車が特許侵害で米社から米国際貿易委員会(ITC)に提訴されたことが分かった。15日付の各紙朝刊が報じている。
記事によると、訴えたのは、自動車部品メーカー、ソロモン・テクノロジーズ(フロリダ州)で、この技術を使った部品の輸入と米国内販売の差し止めを求めているという。同社は昨年9月にもトヨタを相手取り、同様の特許侵害訴訟をフロリダ州の連邦地裁に起こしている。
駆動技術はハイブリッド車の走行性能を左右する基幹技術であり、仮に提訴が認められればプリウスなどの世界戦略に影響する恐れもある。