フォード株、再び評価切り下げ

自動車 ビジネス 企業動向

企業格付けの大手、スタンダード&プア社に続き、ムーディーズもフォードの株式をさらに一段階切り下げた。すでにGM、フォードの株はジャンクボンド扱いとなっているが、さらなる切り下げは、すでに企業として収益が見込めない、と投資家が判断することを意味する。

ムーディーズによると、フォードは今年、そして2007年一杯経済的な圧迫を受け続ける、と分析したという。そして、フォードのリフォームプランはGM並みの国内10工場の閉鎖、3万人規模のリストラに発展する可能性があるという。

フォードのリフォームプランは、昨年に7000人のホワイトカラーのリストラが発表されたが、それでは経営赤字の解消に十分ではない、として今月23日に新たなプランが発表される見込みだ。

しかしGMの場合は大幅なリストラ策を発表しても格付けレートは相変わらずジャンクボンドのままで、市場から投資を集めるのが困難な状況となっている。このような企業格付けが、さらに経営難に苦しむビッグ2の首を締めかねない構図だ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る