【トヨタ bB 新型発表】ダウンサイジングで取り回し改善

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【トヨタ bB 新型発表】ダウンサイジングで取り回し改善
【トヨタ bB 新型発表】ダウンサイジングで取り回し改善 全 3 枚 拡大写真

新型トヨタ『bB』(12月26日発表)のボディサイズは全長3800×全幅1690×全高1635mm。設計のベースが『ヴィッツ』からさらに小型の『パッソ』に変更され、寸法そのものも全長が145mmも短縮されるなど、ダウンサイジングを受けた。

室内長への影響もまぬがれ得ず、室内長は旧型比50mm減、前後席間の距離も同45mm減と、広さは少なからずスポイルされている。

もっともこの縮小幅、全長が大幅に切り詰められた影響としては、最小限と言えるレベルだ。コンパクトなエンジンルームが特徴であるパッソのシャーシを使うことで、フロントオーバーハングは85mmも減少した。リアオーバーハングも100mmマイナスであり、ホイールベースは反対に旧型に比べ、40mm延長されている。コンパクトなボディながら、室内のスペース効率は非常に高いのだ。

ボディが小型化されたことで、旧型bBの弱点であった取り回しの悪さは完全に解消された。最小回転半径は旧型比0.6m減の4.9m。フロントオーバーハングが短縮されているぶん、体感的な取り回しのフィーリングはさらに改善されている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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