北米国際オートショー=通称:デトロイトモーターショーで往年の名車シボレー『カマロ』が復活した。といってもコンセプトモデルだが、初代カマロが持っていたパフォーマンスとパッション(情熱)を忠実に再現。会場の熱い視線を集めた。
69年型カマロをベースに、最新のコルベットやYF−22ジェット戦闘機などのイメージをインスパイア。『カマロ・コンセプト』は力強いフォルムの中に、新しさを感じさせるシルエットだ。当時流行した白にオレンジのラインを入れたカラーリングも形を変えてそのテイストだけを取り入れた。シートのステッチやインパネの発光部分の他、内装の随所にオレンジのベースカラーが用いられている。
現在『コルベット』に搭載されている「LS2」エンジンに、6MTを組み合わせたパワートレインは、400hpのハイパワーとともに、ハイウェイで30mpgという好燃費を強調。前が21インチ、リアは22インチの特大サイズタイヤを装填したフォルムも、まさに現代によみがえるマッスルカーという感じだ。
現時点では市販の予定はないが、フォード『マスタング』の成功もあり、ショーの反響によってはカマロ復活も夢ではない?