スーパーアグリF1、参戦決定…ここまでを総括

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
スーパーアグリF1、参戦決定…ここまでを総括
スーパーアグリF1、参戦決定…ここまでを総括 全 8 枚 拡大写真
1
  シート絶望の佐藤琢磨に話を振った

2006年1月26日(パリ現地時間)、ついにスーパーアグリF1が11番目のF1チームとしてFIAの正式な承認を受けた。思い返せば昨年の10月4日、日本GP直前に行われたホンダ主催の日本GP壮行会の場で、同社の大島モータースポーツ執行役員が漏らした一言からこの計画が公になった。

「(F1に)新チームが発足しそうです。ホンダは技術的な支援をするつもりです」と。いっぽう、この時点で2006年の佐藤琢磨のF1レギュラーシートは絶望視されていた。ところが前述の大島役員は琢磨に記者会見の場で話しを振った。まるで琢磨とそのファンに対して、「大丈夫」というメッセージを送るかのようだった。そして噂は噂を呼び、11番目の新チーム誕生は外国人ジャーナリストを中心に「ミステリー」とさえ言われた。

【画像全8枚】

2005年11月1日、青山のホンダ本社で、そのミステリーの種明かしが行われる。元F1ドライバーの鈴木亜久里が自らのF1チームとなる『SUPER AGURI FORMULA 1』を新たに立ち上げると発表したのだ。それによると、チームの所在地を東京に置き、活動拠点はイギリスの元アロウズのファクトリーに置く。エンジンはホンダ製のV8を使い、タイヤはブリヂストンを使う予定という内容だった。ただし亜久里代表はこの時点で、ホンダのBチーム(セカンドチーム)である事を否定した。

とはいえ、2006年からのエントリーを目指すという事は、オリジナルシャシーを用意しなければならない。F1ではシャシーをチームや参戦メーカーから購入して競技に参加する事は認められない。一般的にF1マシンの製造は200〜240日以上かかると言われている。こうして、3月の開幕戦にスーパー・アグリF1がマシンをグリッド並べられるか否かが盛んに議論され始める。

ところがそうしたハード面の心配以上に、そもそもスーパーアグリF1が11番目の新チームとして、F1を統括するFIAに参戦を承認されるかどうか疑問視する意見もあった。2006年シーズンへのエントリー申請は2005年11月15日が締め切りとなっていた。記者発表の段階で亜久里代表は、「すでにエントリー申請済み」としていた。しかしF1は、単純に手をあげて申し込みすればエントリーできるというレースカテゴリーではない。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 続きを読む

《編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BYD ラッコ 新型試乗】1週間、日常使いをしてわかった「2つのメリット」と「3つの課題」…中村孝仁
  2. トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発エンジン搭載のHEVに…土曜ニュースランキング
  3. ホンダ『WR-V』が2027年に大幅改良か? 新顔デザイン採用、待望のハイブリッド追加も!
  4. ヤマハ発動機、上級モデルのフィッシングボート『YFR330 プレミアムライン』発売 楽器加工を活かしたウッドパネルも
  5. 純水洗車の「The Fleur MISATO」、「洗い放題.com」が埼玉・三郷にオープンへ…9月26日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. タイ矢崎電線のアルミ新工場がタイに完成、生産量3倍に増強…送配電網・自動車向けに対応
  3. ボッシュ、大型商用車事業の売上倍増へ…IAA TRANSPORTATION 2026
  4. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  5. 廃棄ガラスのフロート板ガラス水平リサイクルに成功、日本板硝子と板硝子協会が国内初実証
ランキングをもっと見る