地球環境とエネルギーの調和をテーマにした「ENEX2006」が1日に東京ビッグサイトで開幕したが、そこにユニークなタクシーが登場した。風力発電機付き行灯を搭載したタクシーがそれだ。
このタクシーは京都に本拠を置くエコロ二十一社(http://ecolo21.com/)のもので、現在20台が市内を走っている。そもそもきっかけは、「京都議定書」発祥の街で自分たちの仕事を通して何か役立てることはないかという思いからだったそうだ。肝心の発電能力は、車両で使用されるLED(発光ダイオード)約300個分の電力と携帯電話の充電が賄える量だ。
しかし、愛・地球博で人気を呼んだ電気自動車『オーミー』の近くに展示されたこともあって、来場者の関心はオーミーばかりで、タクシーに注目する人は少なかった。
省エネには地道な活動が大事で、こういった小さな発明の積み重ねが次の大きな発明に結びつくのだろう。千里の行も足下から始まる。
ENEX2006開催概要
■東京会場
東京ビッグサイト西1ホール
2月1日(水)−3日(金)
10:00−17:00
■大阪会場
インテックス大阪2号館
2月16日(木)−18日(金)
10:00−17:00
■主催:財団法人省エネルギーセンター