【新年インタビュー】「DSRCで無法地帯から囲い込め」IBA小池社長

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【新年インタビュー】「DSRCで無法地帯から囲い込め」IBA小池社長
【新年インタビュー】「DSRCで無法地帯から囲い込め」IBA小池社長 全 8 枚 拡大写真

ITSにおけるサービスプロバイダーを目指す

--- IBAのビジネス領域は決済プラットホームの構築・運営にあるのでしょうか。

小池 我々はサービスプロバイダーだと考えています。各事業者様に最適なカスタムメイドのアプリケーション開発、またハードウェアの販売などもしています。

--- ロードサイドビジネスを営む事業者は数多く存在します。その中でIBAの現在の主要顧客はどのような分野になるのでしょうか。

小池 現在は不動産開発会社、ゼネコン、ガソリンスタンドの元売り、ショッピングセンター開発企業などの企業が主要顧客になっています。特に業界トップの大手企業ほど危機意識が高いですから、IBAが提案するビジネスに対するご理解をいただいています。

--- ITSのサービスやビジネスは「街作り」全体に関わるという感じですね。将来的には、裾野はさらに拡大する、ということでしょうか。ロードサイドにはファミリーレストランや様々な小売りチェーンが集まるわけですが。

小池 将来的にはクルマが立ち寄るところは全部が対象になっていくでしょう。ただ、これには車載器の装着率が上がったら、という前提が必要ですが。特に注目しているのが、こういったロードサイド企業の持つ「お客様向け駐車場」です。(ファミリーレストランやコンビニなど)多くのロードサイド企業が駐車場を無料で提供していますが、ここが実は“無法地帯”になっている。

--- といいますと?

小池 無料だから、(駐車場の利用を)コントロールできないのです。現在、お店が用意する無料駐車場は無秩序で、セキュリティはないに等しい。これが例えば、少しでもお金を取ればコントロールできるようになるのです。駐車場と店舗のビジネスをうまく連携させるには、(駐車場で少額課金をして)お客様のIDを店舗側で把握してコントロールをする必要がある。

“つながるクルマ”本命インフラ議論
詳細
申し込み
日時
2006年2月6日(月)
午前10時30分−午後6時
会場
東京コンファレンスセンター品川
公開ディスカッション
日産自動車 先行車両開発本部IT&ITS開発部 主管
福島正夫 氏
本田技研工業 インターナビ推進室 室長
今井武 氏
ウィルコム 執行役員 ソリューション営業本部長
瀧澤隆 氏
ITS事業企画 取締役社長
小池建四郎 氏
通信・ITSジャーナリスト
神尾寿 氏
おかげさまで好評に付き、現在、椅子席のみ受付ております。
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《神尾寿》

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