【トヨタ カムリ 新型発表】エンジンは摩擦低減で性能向上

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【トヨタ カムリ 新型発表】エンジンは摩擦低減で性能向上
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新型トヨタ『カムリ』(1月30日発表)のエンジンは2.4リットル直4の1機種のみ。旧型に搭載の「2AZ-FE」を改良したもので、最高出力は旧型比8psアップの167ps/6000rpm、最大トルクは0.4kgmアップの22.8kgm/4000rpmと、若干の性能向上が図られた。

同じエンジンは新型『エスティマ』にも搭載されている。性能的にはカムリのほうが3ps低いが、誤差の範囲内と言っても差し支えない。

性能向上は、高回転高出力化によるものではなく、エンジン内部の摩擦損失を低減させることで実現したもの。ピストンリングの張力低減、シリンダーのボア(内径)の真円度向上、オルタネータープーリーにダンパーを設けることでファンベルトの張力を減すなど、多くのリファインを受けている。

また、シリンダーブロック、クランクケースの高剛性化、バランスシャフトやエンジンマウントのチューニングの最適化などによって、静粛性も向上しているという。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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