現金輸送車強奪事件、主犯に懲役12年命じる

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2004年3月、富山県富山市内で現金輸送車を襲撃し、現金約6700万円を奪ったとして強盗致傷などの罪に問われた元暴力団員の男に対する判決公判が7日、富山地裁で開かれた。裁判所は被告の男に対し、懲役12年の実刑を命じている。

問題の事件は2004年3月29日の午前11時30分ごろに発生している。富山市田中町付近の市道を走行していた現金輸送車が、前後を不審なクルマに挟まれて強制的に抑止され、直後にクルマから出てきた男たちが運転していた男性を殴り、クルマごと現金を強奪した。奪われた現金輸送車には、近くのパチンコ点から回収したばかりの売上金など約6700万円が入っていた。

襲撃に使われたクルマには盗難されたナンバープレートが装着されており、容疑者の追跡は困難とみられたが、警察では一連の容疑に関わったとして暴力団員を中心とした男8人を強盗致傷容疑で逮捕。検察も同罪で順次起訴していた。今回の被告は計画の首謀者で、事件の中心的な役割を果たしていた。

7日に行われた判決公判で、富山地裁の手崎政人裁判長は「被告は準備段階から中心的な役割を果たし、強奪においても首謀的な役割を果たした」と指摘。その上で「刑事責任は相当に重大である」などと結論づけ、懲役12年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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