【ストラーダ HDS630 長期リポート その5】地上デジタル放送をカーナビで見る

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【ストラーダ HDS630 長期リポート その5】地上デジタル放送をカーナビで見る
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ストラーダは昨年夏に発表した「Fクラス」で、カーナビとしては初めて地上デジタル放送に対応したが、『HDS630』も別売のチューナー『TU-DTV100』を接続することにより、ナビのモニターで地上デジタル放送の番組を楽しむことができる。

これまでのアナログ放送では、クルマを止めていても「家庭用テレビのようにしっかりと受信できる場所」というのがほとんどなかった。ビルなどによって電波が乱反射しやすい都心部では、つねにゆらゆらと画面が揺れているような状態だったが、地上波デジタルは「クルマでテレビは見られない」という、そんな常識を覆してしまう。まるで家でテレビを見ているかのような美しい画面で視聴することができるのだ。

それでは走行中はどうだろうか。アナログ放送は停止のとき以上に画面が乱れてしまうことが多かった。ところが地上波デジタルでは意外にも粘ってくれる。もちろん状況によっては、受信する電波が途切れることもあるが、それでも格段に素晴らしい画質を堪能できるのがうれしい。

HDS630の場合、FクラスのようにD端子接続ではなくRCA端子接続となるが、QVGAモニターであれば必要じゅうぶん。専用ケーブルを接続することでHDS630側からもシームレスにコントロールができるようになる。放送エリアを越えて移動する場合でもナビからチャンネル設定の変更ができるのはメリット。チューナー用のリモコンは付属品でも用意されているが、HDS630と接続していれば、それ使うケースはほとんどないだろう。

チューナーの価格はまだちょっと高めだが、リアモニターとセットで取り付けたなら、クルマの後席はリビングルームへ早変わり。チャイルドシートに座った子供を飽きさせないという意味でもこれはオススメだ。

《石田真一》

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