スズキは、2005年の第39回東京モーターショーで参考出品した二輪車『ブルバードM109R』を北米市場で2月から販売開始すると発表した。
ブルバードM109Rは、従来のクルーザーのイメージを超えた、タンクからリヤフェンダーへの流れるような美しいスタイリングと、ハイパフォーマンスの両立をコンセプトとして開発した大型クルーザー。
車名の「109」は排気量109キュービックインチ(=1783cc)の大排気量を現す。このV型2気筒エンジンには、四輪車、二輪車のガソリンエンジンでは世界最大となる112mmのボア径のピストンを持ち、低速から高速まで力強い独特の走行感覚を味わえる。また高剛性倒立フォークやラジアルマウントキャリパーなど、スポーツモデル譲りの高性能な足回りとともに、クルーザーの域を超えた走行性能を発揮すると、している。
スズキの北米の二輪車販売は、20周年を迎えたGSX-Rシリーズを中心としたスポーツモデルと、クルーザーのブルバードシリーズの販売が好調に推移しており、126cc以上の大型車市場では前年比21%増の伸び。スズキは今後も、大型機種を中心とした拡販策を展開していく方針で、ブルバードM109Rについても、北米を中心とした海外市場で年間9000台を販売していく計画。