日産自動車と早稲田大学が組織的連携

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車と早稲田大学が組織的連携
日産自動車と早稲田大学が組織的連携 全 3 枚 拡大写真

日産自動車と早稲田大学は24日、組織的連携に関する覚書を締結したと発表した。両者はさる17日に、自動車関連技術に関する研究開発、人材の交流、社会貢献の3分野において、組織的連携に関する覚書を締結した。

日産と早稲田大学はこれまでも自動車関連技術に関しては、研究室ごとにスポットで数多くの共同研究を行なっており、これらを定常化するのに加え、人材交流、社会貢献の分野でも協力していくのが今度の連携の特徴だ。記者会見で早稲田大学の白井克彦総長は「卒業・就職で教育は終わらない。社会参加のあり方を教育したい」と述べた。

とくに社会貢献分野においては、日産では企業市民としての活動を重要な経営課題とし、様々な活動をしている。いっぽう早稲田大学では、平山郁夫記念ボランティアセンターを中心に学生参加による活動を展開している。同じく記者会見で日産の小枝至協同会長は「両者の人的・物的資源をもちよって相乗効果をあげたい。日産自動車はより幅広い活動をしていきたい」と語った。

最初の試みとしては、日産スタジアムにおける難民フットサル大会や、ニッサン童話と絵本のグランプリを早稲田ネットワークで拡大することなどを検討中だ。組織的連携の詳細およびその進め方に関しては、日産、早稲田の両者から構成されるステアリングコミッティで協議され、運営する。

日産は先日、横浜国立大学との連携も発表しているが、小枝共同会長によると「横浜国大では神奈川県の企業としての地域活動、早稲田大学ではワールドワイドなボランティアというのが、違いと言えば違い」となる。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る