自動車大手3社が24日発表した1月の生産・販売実績によると、トヨタ自動車とホンダは海外生産および世界生産が1月度として過去最高になった。一方で日産自動車は国内が大幅減産となり世界生産は2ケタの減少と、明暗を分けた。
トヨタは輸出や国内販売の好調により、国内生産が前年同月比7.2%の増加となったほか、海外生産もほぼ全地域で拡大、20.9%増の31万1241台と1月としては最高になった。世界生産は13.6%増の63万1006台だった。
ホンダは国内生産が減少したものの、海外生産は18万1910台でトヨタ同様に記録を更新した。世界生産も1月では最高となる3.9%増の28万2742台となった。
日産は国内販売や輸出が低調で国内生産は27.8%減の9万8458台にとどまった。海外生産は米国が9.6%減少したのが響き、横ばいの0.4%増。世界生産は12.5%減の25万9889台だった。