【新聞ウォッチ】終焉を迎えた『間違いだらけのクルマ選び』

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【新聞ウォッチ】終焉を迎えた『間違いだらけのクルマ選び』
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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2006年3月2日付

●日航、新町社長退任を発表 20日間内紛「早期収拾が必要」(読売・1面)

●車販売店、再編進む、消費二極化に対応 メーカー体制づくり急ぐ(読売・8面)

●「軽」最高の18万台2月の新車販売(読売・8面)

●スズキWRC参戦 来年8月から/チームアグリ 1日の走行テスト中止(読売・19面)

●ジューネーブ国際モーターショー 環境配慮技術競う(朝日・12面)

●日産、エジプト生産車 現地で発売(朝日・12面)

●ベストセラー30年に幕「間違いだらけのクルマ選び」自動車評論どこへ行く(朝日・21面)

●発売半年 レクサスに輸入車の壁、トヨタ顧客宅訪問で巻き返し(毎日・8面)

●日系日本メーカーのベトナム工場視察、経団連使節団(東京・9面)

●ルノー 中・上位車種で戦略車 低価格車成功受け、セダンなど検討(日経・13面)

●会社研究、三菱自 米国事業再編待ったなし(日経・15面)

ひとくちコメント

徳大寺有恒さんのベストセラー『間違いだらけのクルマ選び』が、1月末発行の最終版で30年の歴史を終えた。発行元の草思社が派手な新刊広告を各紙に掲載したので記憶に新しいが、きょうの朝日が文化面で、徳大寺さんをはじめ、往年のモータージャーナリストの談話を中心にひとつの節目を迎えた自動車評論の今昔をレポートしている。

興味深いのは「日本では若者の自動車離れが進んでいる。ビッグビジネスになって、メーカーが自動車の魅力を喧伝することを忘れてしまった」という徳大寺さんのコメントには同感する。

筆者も30年以上も前に運転免許証を取得した中年ドライバーだが、当時、マイカーは女性をデートに誘うための最高の手段。スタイリングは勿論、走行性能などを比較するには「新車情報」が役に立った。それがAT化で“エンスト”が死語になり、パンクによるタイヤ交換の必要もなくなった。評論家先生は性能が著しく向上したことから、新車を評価することも難しくなった。

先日、都内の教習所に行く機会があったが、二輪車の免許を取得する若い女性が増加しているという。至れり尽くせりの乗用車ではドライブテクニックを楽しめないのがその理由だそうだ。

《福田俊之》

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