富士重工業の航空宇宙カンパニーは、米国エクリプス・エビエーション社向け『エクリプス500』の主翼組み立ての量産を開始したと発表した。初号機の出荷は4月中旬の予定。
エクリプス500は、今年6月までに米国連邦航空局から型式証明の取得を予定している6人乗りの小型ビジネスジェットで、現在2400機を上回る注文を受けている。
富士重はエクリプス社の戦略パートナーとしてエクリプス500の主翼を供給する契約を結んでいる。量産に当たって当初は既存の建屋や生産設備を流用して初期投資を抑え、将来の需要増に合わせて生産能力を引き上げながらスバル車の生産ノウハウを取りいれ大量かつ低コストを実現する生産ラインの構築を目指している。