アメリカのナンバーワンレース、NASCARでは殿堂建設を計画しており、これまでシャーロット、アトランタ、デイトナビーチ、リッチモンド、カンザスシティ、バーミンガム、ミシガン州などそれぞれNASCARにゆかりのある土地が場所の選定に立候補していた。
選考は1年以上をかけて行われ、その中からノースカロライナ州のシャーロットが選ばれたことが明らかになった。
建物のスケッチはすでに先行して発表されており、デザインを担当したのはペイ・コブ&フリード・パートナー社。このうち、中国系アメリカ人建築家のイオ・ミン・ペイ氏は、パリのルーブル美術館のガラスのピラミッドを手がけたことで有名だ。
アメリカ国内でもこのグループによる作品は多く、ニューヨークのジャコブ・ジャビッツ・センター(ニューヨークモーターショーが開かれる場所)、ワシントンの国立美術館、クリーブランドのロックンロールの殿堂など、有名な作品が目白押し。
シャーロットがこの殿堂誘致のために出した条件は、土地を年間1ドルの賃料で提供すること、また駐車場などの建設に市から400万ドルを支出することなど。これだけの支出をしても、NASCARの殿堂ができることで観光誘致が行え、市にとってはプラスになるという。
殿堂は早ければ2009年にオープンの予定。