国土交通省は10日、ETC(自動料金収受システム)の普及促進に向けたアンケート調査結果をまとめた。これによると、高速道路の利用が月1回未満のユーザーでもETCを利用している者の約9割は満足していることがわかった。
一方、ETCを利用していないユーザーの理由では、不便を感じないことや購入費が高いことが目立った。
調査は、高速道路利用が月1回未満のユーザーでETCを利用している者と利用していない者、それぞれ1000人に行った。
ETCを利用している者では87.5%が「ETCの購入費に見合うか、それ以上の快適さや便利さが得られた」と回答。これに対してETCを利用していない者は、その理由で「ETCを利用しなくても不便を感じない」や「ETC購入費が高価」がそれぞれ約4割を占めた。
ただ、駐車場やガソリンスタンドのキャッシュレス決済といった新サービスが実現した場合には、8割以上が「購入を検討する」とも回答した。