【D視点】異文化入門編…ルノー ルーテシア

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【D視点】異文化入門編…ルノー ルーテシア
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 ルーテシアを見逃すな!

クルマに関心のあるデザイナーなら個性的で優れたデザインのルノー『5』を知らないものはいない。しかし、デザインの地味なルーテシアについてはあまり知られていない。ルノー5の後継がルーテシアであることについては、知る人はさらに少ないであろう。

実は、本国フランスに行ってもルーテシアを見ることは出来ない。クルマが『クリオ』のネーミングとなっているためだ。「クリオ」のネーミングが日本の自動車メーカーの商標登録となっていたために使えなかったらしい。

このこともルーテシアが日本であまり知られていない一因になっているような気がするが、ルノー5の後継車であるクリオは欧州では大変ポピュラーなクルマなのだ。

特にクリオを欧州で有名にしたのは、初代クリオが1991年欧州カーオブザイヤーを獲得したことと、販売の爆発的なヒットがあげられる。欧州カーオブザイヤーは、22カ国、58人のモータージャーナリストの審査により選出される世界でも権威のある賞の1つ。

今回2006年の欧州カーオブザイヤー選考対象車は28台。フォルクスワーゲン『パサート』アルファロメオ『159』といった強豪を上回るポイントを獲得して、クリオが見事に再度の受賞となった。これまでに900万台近くを売り、昨年の西ヨーロッパBクラスのトップシェアを維持したクリオは、今やベンチマークと言っても過言ではない。デザインの質も格段に向上した新型クリオ=ルーテシアを見逃してはいけない。

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《松井孝晏》

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