【新聞ウォッチ】春闘06、“お家の事情”で回答バラツキ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年3月16日付

●ライブドア株、USEN、フジから買収、TOB検討、子会社化狙う(朝日・1面)

●強気が一転、労組腰砕け、「トヨタ1000円」天井に(朝日・11面)

●東京いすゞ本社など捜索、不正車検容疑(産経・31面)

●ベアゼロの継承、トヨタ競争力保持へ判断、産業界の賃金制見直しも(東京・8面)

●車間距離を自動調整 危険時にはブレーキ、日産が新技術(東京・8面)

●技術系は「年功」事務系が「成果」富士重、賃金見直し(東京・8面)

●三菱自、富士重労使で妥結(日経・13面)

●デンソー、中国にメーター生産会社設立(日経・13面)

ひとくちコメント

春闘の相場づくりに大きな影響力を持つ金属労協に加盟する大手製造業の経営者側が労組側の要求に対し、きのう、一斉に回答した。きょうの各紙が悲喜こもごものドラマを演じた06年春闘を総括する記事を取り上げている。

「強気が一転、労組腰砕け」(朝日)、「賃上げ次代へ戦略配分、勝ち組より強く」(日経)、「ベアまだら模様、同業種でも格差」(毎日)などの見出しにみられるように、自動車と電機では5年ぶりに賃上げが復活したものの、回答にバラツキが出たほか、業種や企業間で大きく明暗が分かれたというのが大筋の見方である。

とくに、自動車の賃上げでは、トヨタ自動車、日産(総原資増額分)が満額を回答したのに対し、ホンダは1000円要求に対し600円。日野、いすゞ、マツダはゼロ回答だった。また、三菱自動車は業績不振から賃上げ要求を控えるなど、06年春闘は各社の事情を反映した独自性の濃い回答になった。

《福田俊之》

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