【レクサス GS450h 発表】電池&回生エネルギー

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【レクサス GS450h 発表】電池&回生エネルギー
【レクサス GS450h 発表】電池&回生エネルギー 全 5 枚 拡大写真

レクサス『GS450h』のエネルギーコントロールシステムは、トョタ『ハリアーハイブリッド』、同『プリウス』など、他の「THS II」搭載モデルと原理的には共通。バッテリーはニッケル水素で、出力は最大36kW(システム出力からエンジン出力を引いた計算値)、電圧は直流288V。

リアシート背面に搭載することで、ラゲッジルームへの侵食を最小にとどめている。なお、バッテリー搭載によって純ガソリンモデルにあったトランクスルー機構は廃止されている。

コントロール部の大きさはハリアーの30リットルから11リットルへと、3分の1程度に小型化された。バッテリーから供給される電気をDC-DCコンバーターで最大650Vまで昇圧し、インバーターで交流に変換してモーターとジェネレーターに供給する。

回生ブレーキも高性能化が図られている。回生ブレーキ力は駆動輪で発生するため、RWDはRWDやAWDに比べてセッティングが難しいが、モーターによる制動力の変化に応じて油圧ブレーキの制動力を最適制御することで、効率を高めている。ブレーキングフォースによる姿勢変化の影響が少ない低速域では、減速エネルギーのほとんどが回生ブレーキによるものだという。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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