【ストラーダ HDS955 長期リポート その4】渋滞や事故多発地点のデータバンクが安全運転に貢献

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【ストラーダ HDS955 長期リポート その4】渋滞や事故多発地点のデータバンクが安全運転に貢献
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ストラーダ『HDS955』には待望の新機能が搭載されている。それが「渋滞データバンク」と呼ばれるもの。いわゆる“渋滞予測機能”だ。

HDS955のハードディスクには、(財)道路交通情報通信システムセンターが提供する過去3年分程度のVICS渋滞統計データを収録。日時や天気(晴れ、もしくは雨)の条件を入力することで、収録した過去データから近似値を探し出し、それを表示するようになっている。

渋滞の発生というのは比較的パターン化されており、地元の道であれば「この時間の、この道は混んでいる」という情報は自然に覚えていくものだが、渋滞データバンクを活用すると、初めて足を踏み入れるような場所の渋滞状況が事前に把握できるようになる。情報を知ることで心理的な負担も減るし、イライラがなくなればよりいっそうの安全運転にも貢献できるだろう。

もちろんこの渋滞統計データはルートの設定にも活用することが可能だ。通常のルート設定を終えたあとに「全ルート」を選択。そこからさらに「渋滞データバンク探索」を選択してリルートすれば渋滞情報も加味される。別売の「光/電波ビーコン」をプラスすれば、リアルタイムの渋滞情報をキャッチ。渋滞を避ける動的なリルートを繰り返しながら、目的地に効率よいルートで進行することができる。

また、HDS955には事故が多発する交差点を案内する「事故多発地点案内」という機能も加わった。これは(財)交通事故総合分析センターのデータをもとに、全国約2200カ所の事故が多発している交差点をピックアップ。ルート案内中に差し掛かると「この先、事故多発地点です、ご注意ください」とアナウンスする。

多発地点が近くに重なる都心部などでは何度もアナウンスが流れ、多少口うるさく感じることもあるが、事故が起きやすいとわかっていれば、自然と周囲のクルマの流れにも気を使うようになってくる。

カーナビといえば「地図を表示するもの」という印象が強かったが、今は地図以外の情報もドライバー対して積極的に示すアイテムとなった。HDS955に加わった新機能は、クルマを安全に運転するためには必要不可欠なものといえるだろう。

《石田真一》

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