トヨタ自動車は、国内販売系列のうち、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店に、新しいVI(ビジュアルアイデンティティ)を導入すると発表した。
トヨタは、競争環境の厳しい日本で、顧客の価値観の変化やマーケットの構造変化に的確に対応することを目的に、ブランド・チャネルを再構築する新「商品・流通政策」を推進している。
新「商品・流通政策」では、レクサスブランドの国内導入と、ネッツトヨタ店とトヨタビスタ店を統合して新しいネッツ店を立ち上げた。
さらに、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店のチャネルアイデンティティを明確化し、それぞれのブランド・チャネルで商品に関する十分な説明や万全のアフターサービスを行なうため、新しいVIを導入する。
新VI導入は、各チャネルの特徴を、ユーザーに分かりやすく伝えるため、店舗内外の看板などを各チャネルの特徴に合わせて一新する。
具体的には、チャネルロゴの刷新、店舗看板への各チャネル専用カラー・素材の採用などを実施し、店舗看板は、立体的なトヨタマークを採用する。また、今回の新VI導入を機に、トヨタ店は「高級車を中心としたチャネル」、トヨペット店は「ミディアムカーを中心としたチャネル」、カローラ店は「コンパクトカーを中心としたチャネル」、また、ネッツ店は「個性的で存在感のある車種を中心としたチャネル」というトヨタブランドにおける位置付けのもと、それぞれの特徴にあわせた店舗づくりや各種施策を推進する。
また、今年は「トヨタ店チャネル創立60周年」、「トヨペット店チャネル創立50周年」、「カローラ生誕40周年」と、各チャネルが節目の年を迎えるため、これに合わせた特別仕様車の設定や、各種サービス活動の充実を図る。