アメリカでIRL=インディカー・シリーズが開幕。ペースカーに、ホンダ『アコード・ハイブリッド』が採用された。メジャーレースのサポートカーにハイブリッド車両が採用されるのは初めてだ。
2006年からホンダがエンジンを一括供給することになったのに伴い、サポート車両も従来のGM社製からホンダ車へと切り替えられた。ペースカーはスタート直前、およびレース中のイエローコーションのたびにレーシングマシンを先導する。
世界初のV6ハイブリッド車として2004年末から北米マーケットで市販されているアコード・ハイブリッドは、3リットルV6ガソリンエンジンにモーターの組み合わせで、253馬力を発揮。ペースカー仕様の専用ペイントを施され、ロールケージを追加し、サスペンション、ホイールタイヤも強化されている。
その他、アクシデントの救護やコース保全に活躍する「デルファイ・IRL・セーフティー・チーム」のサポート車両として、北米専用SUV『パイロット』とピックアップ『リッジライン』も登場した。
なお、INDY500戦は契約が残っているため既存のGM車両が使われ、第3戦もてぎにも別のモデルが用いられることになっているとのことだが、詳細は現時点では明かされていない。
新たなペースカーとサポートカー達が初お目見えしたシリーズ初戦は、現地時刻3月26日、フロリダ州マイアミのホームステッド・スピードウェイで決勝レースが行われる。