BMWグループは、2008年中に、クーペのようなデザイン、かつスポーティで高いシート位置を採用し、インテリジェント4輪駆動システムの「xDrive」を搭載した全く新しいシリーズを投入すると発表した。
BMWブランドの世界販売台数約113万台のうち、約4台に1台がインテリジェント4輪駆動システムのxDriveを搭載していることを明らかにした。
BMWは他のプレミアムメーカーよりも多くの4輪駆動車の販売比率が高い。幅広い製品構成、BMWが独自に開発した4輪駆動システムの性能によりトップの地位を確立したと、している。xDriveは、必要に応じて駆動力を前後に配分する。その分配は多岐にわたっており、悪路でもトラクションを強化し、推進力を向上させる。
現在はSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)セグメントの『X5』や『X3』、また『3シリーズ』、『5シリーズ』のセダン及びツーリングなどのモデルにxDriveを搭載したことで、新車販売の成長に寄与している。
BMWは今後、xDriveを搭載した全く新しいシリーズを投入して、4輪駆動車シリーズの幅を拡げる戦略だ。