2006年シーズンの開幕2戦を終え、すでに2基もエンジンを失っているBMWザウバー。予想以上とも言えるエンジン不振の原因は開発期間不足にあるとマリオ・タイセンは指摘する。
「すでにほとんどのチームでかなりの数のエンジン交換が行われていることは、新V8エンジン開発に許された時間が短すぎた何よりの証拠。われわれは今、信頼性の回復に全力を注いでいる。基本スピードに関する限りは目指すところにほぼ到達している。メルボルンでのウィークエンドではマレーシアで見せたようないいレースペースを最後まで継続できるようにしたい」と、タイセン。
バーレーン、マレーシアと厳しい高温レースが続いたとあって、オーストラリアでの温厚な気候に期待を寄せていた。