3月27日早朝、栃木県足利市内にある民家の敷地内で、この家に住む38歳の男性がナイフで背中を刺され、重傷を負う事件が起きた。敷地内に駐車されていた2台のクルマには車上荒らしの痕跡があり、警察では関連を調べている。
栃木県警・捜査1課によると、警察が事件発生を認知したのは3月27日の午前6時40分ごろ。足利市百頭町付近にある民家で、この家に住む38歳の男性が玄関先に倒れているのを家族が発見。男性の背中には刃渡り約12cmの果物ナイフが突き刺さっていたことから警察に届け出た。男性は近くの病院に収容されたが、全治約1カ月の重傷を負っている。
男性が倒れていた場所の近くには、この男性が所有するクルマ2台が置かれていたが、いずれのクルマもドアのカギか開けられ、車内には物色されたような跡があった。普段はきちんと施錠されていたという。
警察では男性に対する殺人未遂事件として捜査を開始するとともに、被害を受けた男性が車上荒らしの現場を目撃し、これを制止しようとして刺された可能性も考えられるとして、関連についても調べを進める方針だ