【VW パサート 新型日本発表】ハイテクボディ

自動車 ニューモデル 新型車
【VW パサート 新型日本発表】ハイテクボディ
【VW パサート 新型日本発表】ハイテクボディ 全 4 枚 拡大写真

新型フォルクスワーゲン『パサート』(4月11日発売予定)には、完全新設計のボディシェルが与えられている。約10年間という長いモデルライフを過ごした旧型モデルとはまったく関連性がなく、文字通りの“フルモデルチェンジ”である。

【画像全4枚】

新設計のボディシェルには、10年のあいだに大幅な進歩を遂げたテクノロジーのエッセンスが存分に投入され、衝突安全性向上や軽量化、ボディ剛性の強化などが図られている。

まずは材料。ボディの鋼材に占める高張力鋼板の割合は74%に及んでいる。通常、このクラスでは高張力鋼板の使用比率は50%前後で、7割以上というのはメルセデスベンツやBMWなど、プレミアムクラス並みの数値である。

Aピラー、シートブラケット、アウターサイドシル、前後方向のリアメンバーには高張力鋼板より高強度の超高張力鋼板を使用。さらにフロントシートメンバー、A/Bピラー、ルーフフレーム、インナーサイドシル、センターフロアトンネルなど、広範囲に引っ張り強度1000MPa超級(一般的な超高張力鋼板の3倍以上)の熱間成型(ホットプレス)超高張力鋼板を採用し、堅牢なボディを作り上げている。

このホットプレス超高張力鋼板は現在では日本車でも見かけるようになってきた技術だが、そのルーツはヨーロッパにあり、日本メーカーで使用されているプレス機械も実はベンテラー社などのドイツ製である。パサートにこの材料が広く用いられたのは、本家ヨーロッパメーカーの面目躍如といったところだろう。ちなみに、このホットプレス部材の使用比率はボディ全体の16%に及んでおり、市販車としては世界でも類例のない高さだ。

また、ボディ加工技術もハイテク化されており、ボディ構造のなかでもストレスの大きい部分についてはレーザー溶接、もしくはスポット溶接+接着接合が採用されている。またルーフパネルやサイドパネルなどにはレーザー蝋付け接合が用いられている。これら新しい材料・加工技術により、新型パサートは高剛性化、衝突安全性向上を、重量増なしに成し遂げているのだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 雨の季節、濡れた傘をすっきり収納! 車内快適「傘入れ」[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. トヨタ自動車、正社員の平均年収初の「1000万円超え」[新聞ウォッチ]
  3. ダイハツ『ラガー』30年ぶり復活か?…土曜ニュースランキング
  4. 名車や希少車が! 移動自動車博物館、ミラフィオーリ2026開催
  5. 肘置きと収納+電源の使い勝手を向上、『ミライース』専用LEDコンソールボックスが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ジェイテクト、「製造業データ等のAI-Ready化に関する研究開発」に参画…図面やマニュアルなど非構造化データを構造化
  2. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
  3. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  4. 英Parkopedia、新APIでEVの「充電不安」解消へ…公共充電器の最大43%が実質利用不可という業界課題に対応
  5. 6/23申込締切 次のステップを模索する中国自動車メーカーの戦略を俯瞰する
ランキングをもっと見る