【横浜ゴム DNA map ES340】磨耗寿命をアップしたミニバン用タイヤ

自動車 ニューモデル 新型車
【横浜ゴム DNA map ES340】磨耗寿命をアップしたミニバン用タイヤ
【横浜ゴム DNA map ES340】磨耗寿命をアップしたミニバン用タイヤ 全 3 枚 拡大写真

横浜ゴムから新しいミニバン、ワゴン専用タイヤの『DNA map ES340』がリリース(2月1日)された。DNA map ES340は、従来まで販売されてきたミニバンタイヤの『DNA map-RV』の後継モデルだ。だが、外から見えるトレッドパターンはDNA map-RVを踏襲している。その理由はどこにあるのだろうか。

横浜ゴムPC設計部の渡部弘二さんは「DNA map ES340のトレッドパターンは従来品と同じタイプを採用していますが、それは従来品のパターンでも静粛性や運動性能を確保できると考えているからです。その上で、タイヤのトレッドコンパウンドとなるナノパワーゴムの改良を行ない、さらなるロングライフ化やウエット性能の向上を追求しました」とコメント。

「その結果、磨耗と燃費を悪化させるポリマー分子の発熱を抑えながらも、ゴムのしなやかさを出すことに成功しました。磨耗寿命は従来品に比べ10%もアップし、ウエットグリップも7%向上させています。装着していただければ、その違いはすぐに理解していただけると思います。また、サイズも23サイズに増やし、軽自動車からアルファードクラスまでターゲットを拡大していますので、豊富な車種にご使用いただけると思います」

新しいタイヤが発売されると、まず真っ先に目が行くのはトレッドパターンだ。それを変更せずに、新製品を投入する例は少ない。従来品のDNA map-RVは、ミニバン専用タイヤでありながらも左右非対称パターンを採用し、静粛性と偏磨耗の抑制に成功していた。

よって今回は定評のあるトレッドパターンを変えずに、コンパウンドや内部構造の変更に力を入れることで性能の向上を図っているようだ。見た目のデザインだけを重視せずに、目に見えないところで、これだけの性能アップを図っている点はさすがだ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第二期「洗車場ブーム」到来?…純水・トンネル型・エンタメ性・AI認証決済など進化する洗車場
  2. 【VW ゴルフTDI 新型試乗】装備とスタイルで取るか、「足」で取るか…中村孝仁
  3. そのニオイ、原因はエバポレーター! 今すぐできる簡単DIY洗浄法とは?~Weeklyメンテナンス~
  4. メルセデスベンツに“ベイビーベイビーGクラス”? EQB後継の『GLB EV』準備中!
  5. 愛犬と乗れる電動原付『PONY2』発売、折りたたんでクルマに搭載も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  2. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  3. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  4. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る