日産ディーゼル工業は、『コンドル』CNG中型トラックのカーゴ系と塵芥系に、5段変速のオートマチック トランスミッション(AT)をオプション設定して発売開始した。
今回オプション設定した5段ATを搭載したコンドルCNG中型トラックは、きめ細かな変速制御でマニュアル車と同等の動力性能を実現したとしている。5段ATを搭載したコンドルCNG中型トラックは、普通トラッククラスのCNG車では、唯一のAT車となる。
コンドルCNG中型トラックは、世界で最も厳しいディーゼル車排出ガス規制である新長期排出ガス規制値と比べるとNOxで75%以上削減している。また、PM(粒子状物質)をほとんど排出しないため、NOx・PMについては、ポスト新長期規制レベルをクリアしている。
今回のAT車の設定によって、環境性能に加えて、運転操作性を向上させ、ドライバーの疲労軽減に貢献できるとしている。同社では2005年度の普通トラッククラスのCNG車販売でトップシェアを獲得し、1999年度から7年連続でシェアNo.1を達成しており、今回のATモデルの追加で2006年度も一層CNGトラックの拡販を目指す。
AT車の価格は1181万2500円。