【ブリヂストン レグノGRV】明確にわかるノイズ低減効果

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【ブリヂストン レグノGRV】明確にわかるノイズ低減効果
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テスト車両は、トヨタ『アルファード』。3リッターV6搭載の8人乗り。テスト走行地は、愛媛県は今治だ。まずは、私自身に“音の基準値”を持たせるために、『BスタイルRV』(前/後:225/55R17)で走行した。

最初のテスト比較路は、今治市街中心部に近い片側2車線の直線路(1km弱)。途中、JR予讃線の単線路を越える陸橋を通過する。私はミニバン車内でもっとも音の影響を受ける3列目シートに座った。走行中、音に対する違和感はとくにない。が、速度が上がっていくと、確かに「シャー」という音が耳障りだ。

比較テスト路の2往復目、比較試乗用としてオーディオ専門家が選定した曲を流した。女性ジャズボーカリスト、ダイアナ・クラールのアルバム「THE GIRL IN THE OTHER ROOM」から「STOP THIS WORLD」。アーバンな雰囲気のアコースティックサウンドが心地よい。ちなみに、カーオーディオはトヨタ純正品。音量レベルは画面表示で42。低音/高音/バランスは設定可能領域の中間にセットされていた。

それから20分ほどのインターバルで、まったく同じアルファードに今後は『レグノGRV』(BスタイルRVと同サイズ)を履き替えた。GRVで走り出してすぐ、乗り心地の変化に気付いた。「しっとり」して、路面からの細かい振動も「角が取れている」。

そして、音だが…。「確かに、なんだか、違う」。速度が上がっていくと、ロードノイズの音量は伸びていく。だが、「音が違う」。「シャー」音もだいぶ少なくなり、音量自体も確かに減っている(データ上、3列目シートで従来品対比で騒音エネルギーは20%低減)。だが、「単純に静かになった、のではなく、音の雰囲気か? 音の性格か? 音の質か? が変わっている」。つまりこれは「音色(ねいろ)の変化」なのだ。

そして、比較テスト路で、先ほどの女性ジャズボーカリストの演奏を再び試聴した。「なるほど、確かにスッキリとした音に聞こえる」。つまりは「耳障りな音」が車内から消されているのだ。

音の三要素とは、音の高低/強弱/音色。人間が認識可能な振動数は、20−20000Hz。そのうち、音楽として認識されるものは30−500Hz。GRVでは1000Hz前後の中から高音域のノイズを新技術“気柱管共鳴グルーブ”で取り払った。(315Hzまでが低音域。中音域は400Hz前後−1000Hz前後。それ以上が高音域)。

今回の比較試乗で、こうした音の理論がはっきりと体験できたということだ。では次に、GRVの走りを“しまなみ海道”でのルートでチェックすることにしよう。(つづく)

《桃田健史》

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