【ラジアルタイヤ徹底ガイド】まろやかで粘り強いグリップ…ヨコハマ DNA Sドライブ ES03

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【ラジアルタイヤ徹底ガイド】まろやかで粘り強いグリップ…ヨコハマ DNA Sドライブ ES03
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『DNA Sドライブ』をホンダ『アコードワゴン』タイプSに装着してチェックしてみた。タイヤサイズは225/45R17 91W、充填空気圧は車両指定通り、前:2.2/後:2.1に合わせた。

アコードワゴンのタイプSといえば、スポーティなFF車であるが、Sドライブを履いていると無理なくスポーティ度を引き上げている感じがした。通常タイヤのグリップが強くなってコーナリングなどの限界性能が高まると、ゴツゴツしたりギクシャクしたり扱いにくくなるのもだが、DNA Sドライブはあっさりしていながらも強いグリップを発揮しているのである。

トゲトゲするようなところはなく、あくまでもまろやかで粘り強いグリップを発揮するのだ。コーナリング中に路面のアンジュレーションがキツいとき、ボディが上下にうねってもタイヤはしっかりと路面を掴んでグリップしているから安心感がある。着地するような状態でタイヤに掛かる負荷が大きくてもよく踏ん張っているし、ボディが浮き上がるような状況でタイヤが路面に軽くしか接していない場合でも粘るようなグリップを発揮してくれるのだ。

ちょっと頑張って走ってみて、ハンドルを大きめに切りながらアクセルペダルを急に戻してタックインを誘発するようなドライビングを試みても、クルマの動きは穏やかである。グリップ限界を超えるような状況でもゆっくりと変化するので、ものすごくコントロールしやすいタイヤだ。コーナーでハンドルを切り込んでアクセルペダルを踏み込んでいくようなケースでも、アンダーステアはごく弱く、あまりコーナーの外に膨らまないで予定ラインをトレースできる。

応答性はシャープだ。キビキビしたスポーツドライビングが楽にできるだろう。でも動き自体は遅れがなく、スムーズでその扱いは楽である。室内で感じられる走行中のタイヤノイズは、ほとんど気にならない。静粛性も高いレベルでまとまっているといえそうだ。

ハイグリップがもたらすスポーツドライビングに満足し、燃費性能もよく、摩耗も遅いのがいいというように、DNA Sドライブはタイヤに対して多くの性能を要求する人のためのタイヤだ。

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《こもだきよし》

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