【新聞ウォッチ】トヨタ、今度は系列の男性社員からパワハラ訴訟

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年5月12日付

●キヤノン 内田氏の社長昇格正式に発表(読売・10面)

●自動車、石油業界首脳が一般財源化反対で街頭活動(読売・10面)

●「パワハラでうつ病」トヨタなど提訴(読売・38面)

●トヨタ、中国生産3倍計画 10年めどに90万台(朝日・11面)

●堀江前社長らに16億賠償提訴へ、ライブドアオート(毎日・29面)

●運転手の飲酒、放置会社を即事業停止 国交省今夏から 長時間労働強要も(東京・3面)

●NHKの民間理事起用「トヨタ派遣」難航(日経・9面)

●カーナビで事故注意報 警察庁「左から合流車があります」年内にもモデル事業(日経・39面)

ひとくちコメント

米国現地法人前社長によるセクハラをめぐっての訴訟問題に追われているトヨタ自動車で、今度は系列の部品メーカー最大手のデンソー社員がトヨタ自動車ヘ長期出張中に上司からパワーハラスメント(職権による人権侵害)を受け、長時間労働でうつ病になったとして、両社を相手に1880万円を求める訴えを名古屋地裁に起こしたという。きょうの読売などが社会面で報じている。

記事によると、デンソー社員は41歳の男性でディーゼルエンジンの開発を担当。1999年8月から約1年間、トヨタ自動車に出張中、上司から「使い物にならない」などと叱責されたほか、過剰な時間外労働を課せられた結果、うつ病と診断され、2か月間休職したという。会社側では「事実を確認中」としている。

うつ病は患者によって長期治療を要する病だが、6年前の“パワハラ”だけに実態調査も難航が予想される。それにしても、きょうの朝日の「天声人語」には、トヨタの新しい目標と課題は、心の粉飾を戒める「自己監査」かも知れない、と結んでいる。これも頂点に立つための試練なのだろうか。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  3. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  4. メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
  5. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る