三菱ふそうトラック・バスは、川崎工場の生産体制整備の一環として 2004年12月に着工した新塗装工場を完成し、稼動を開始した。
今回の新塗装工場の総工費用は約80億円で、「環境への配慮」「塗装品質の向上」「お客様ニーズへの対応」を高いレベルで実現を目指した。環境面では、3階建ての建物内で塗装工程を完結させて外部への影響を最小限に抑えるとともに、最新鋭の排気処理装置を採用して揮発性有機化合物(VOC)排出量及び臭気を低減した。
品質面では、前処理・電着塗装工程でキャブを約1回転させる回転ディッピングシステムを国内自動車メーカーとしては初めて採用し、安定した高品質の塗装を実現した。
同社のブルストラーCEOは「最高品質の商品・サービスを提供し、信頼度ナンバーワン企業を目指す。新塗装工場の立ち上げにより、塗装品質を向上することができ、顧客に喜んでいただける」とコメントしている。