ホンダは23日「第56回自動車技術会賞」で、「浅原賞学術奨励賞」「技術開発賞」の合計3件を受賞したと発表した。
浅原賞学術奨励賞では、自動マニュアルトランスミッションのギア変速時の緩衝制御に関する研究が受賞した。機械的緩衝制御を不要とする技術で、研究成果はすでに今年1月に発売された、欧州向け『シビック』に適用されている。
技術開発賞では、夜間の歩行者認知支援システムの開発と、V型6気筒可変シリンダシステムエンジンの開発—の2件が受賞した。夜間歩行者認知支援システムは、04年発売の『レジェンド』に適用されている。
V型6気筒可変シリンダシステムエンジンは、大排気量エンジンの高出力と、小排気量エンジンの低燃費・低排出ガスを実現した。03年発売の『インスパイア』、04年発売の『エリシオン』に搭載されている。