ポルシェ、911GT3 の RS を欧州導入

自動車 ビジネス 企業動向
ポルシェ、911GT3 の RS を欧州導入
ポルシェ、911GT3 の RS を欧州導入 全 2 枚 拡大写真

ポルシェAGは、10月以降にニュー『911GT3 RS』を欧州市場で導入することを決定したと発表した。

「RS」の名称は、伝説となっている1972年の『911カレラRS2.7』や「タイプ964」の『911RS』に採用された、きわめて優れた操作性とハンドリングによって傑出したスポーツカーに与えられる称号。これはニュー911GT3 RSにも受け継がれ、従来のRSモデル同様レース参戦を前提としたホモロゲーション用ベース車両となる。

エンジンは、総排気量3.6リットルで、最高出力415bhp/7600rpmを発生、最高回転数は8400rpmに達し、リッター当たりの出力は115.3hpとなる。この数値は先だってデビューした現行の「911GT3」と同じものだが、RSはさらに優れたパフォーマンスを発揮する。クロス・レシオ化された6速トランスミッションとシングルマス・フライホイール、20kg軽量化された車両重量によりエンジンの吹き上がりはさらに鋭くなる。

GT3 RSの0-100km/h加速は、GT3よりも0.1秒速い4.2秒で、200km/にはわずか13.3秒で達し、最高速度は310 km/hです。

ニューRSの特徴のひとつは、リアエンドが911 GT3よりも44mmワイド化されていること。マッスルなリアエンドはトレッドを拡大したもので、安定性の向上に加え、コーナリングフォースも向上した。

RSはGT3より20kg軽い1375kg。軽量化の実現のため、カーボンファイバー製調整式ウィング、プラスチック製リアリッド、プラスチック製軽量リアウインドウなどを採用した。これによりパワーウエイトレシオは3.3kg/hpとなっている。

将来、世界各国で開催されている主要なGT選手権に参戦するためのレギュレーションを念頭に、GT3 RSのロードバージョンではいくつかの技術的な変更が加えられており、レース仕様でも採用する予定。具体的な変更点としては、カーボンファイバー製ボディ部品に加えて、リアアクスルのスプリット式ウィッシュボーンを含むすべてのサスペンション部品など。

インテリアも、カーボンファイバーコンポジットによる2つの軽量バケットシートを標準装備し、クラブ・スポーツ・パッケージでも装備される。ボルト固定式のロールケージや、バッテリーメインスイッチ用のプリハーネス、ドライバー用の6点式シートベルト、消火器も装備される。

内装はブラックで、高品質のアルカンタラレザーがルーフライニング、ステアリングホイール、シフトレバーに採用する。

エクステリアカラーは、アークティックシルバーメタリックとブラックを設定、オプションとして、オレンジとグリーンも設定した。すべてのエンブレムとホイールは、ボディカラーとコントラストをなすようにオレンジまたはブラックになっている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る