【新聞ウォッチ】国際金融通の日銀理事、トヨタファイナンスへ

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【新聞ウォッチ】国際金融通の日銀理事、トヨタファイナンスへ
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年6月6日付

●村上代表を逮捕、ニッポン放送株インサイダー容疑(読売・1面)

●日銀理事に堀井氏(読売・2面)

●初心者宮沢りえ ヴィッツPR(読売・13面)

●三菱自動車・益子修社長、販売店,管理部門を再編(産経・30面)

●自動車鋼鈑 新日鐵が値上げ方針 納入先の反発必至(東京・8面)

●車、進化する安全、居眠りすると警報も(東京・20面)

●三菱自、マツダ 北米の大口販売縮小 利益率改善へ個人に比重(日経・13面)

●みなし額面をホンダなど変更(日経・18面)

●交遊抄=気さくな恩師、蛇川忠暉・日野自動車会長(日経・40面)

ひとくちコメント

村上ファンドの村上世彰代表がインサイダー容疑で逮捕された。きょうの各紙が1トップをはじめ、社説や社会面などでも大きく取り上げている。そんな村上代表逮捕一色のなか、日銀の首脳人事が読売や朝日の紙面の片隅に小さく掲載されている。

その内容は任期満了で退任した平野英治理事の後任に、堀井昭成国際局長が昇格する人事。実は5日付の日経朝刊でも報じられていたが、平野氏はトヨタ自動車グループの金融会社、トヨタファイナンシャルサービス(TFS)に転出することが内定しており、6月末の株主総会後に取締役に就任する見通しだ。

日銀とトヨタの関係は古い。戦後の労働大争議でトヨタは経営危機に直面、当時の日銀名古屋支店長らの金融支援で危機を脱したという経緯がある。その後も日銀出身の小野博康氏が副社長のポストまで務めるなど人事面でも支援を仰いた。平野氏は国際畑が長く経済界にも顔が広い。幹部級で人材難のトヨタだけに活躍が期待できそうだ。

《福田俊之》

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