豊田通商は、6日から東京・有明の東京ビッグサイトで開催されている「ヘルス&フィットネスジャパン2006」に、高齢者向け筋トレマシン「ケアプロ“楽”シリーズ」を出展している。
同シリーズの最大の特長は、「リアクションレジスタンス」と呼ばれる独自の機能だ。これは、スプリングの反発力によりウエイトをコントロールし、絶えず使用筋肉に一定圧の負荷をかけることで、無理なく効率的な筋力トレーニングを可能にした装置である。「日本をはじめいろいろな国で特許を申請しているところです」と同社関係者。
同社関係者によれば、この装置を使えば、トレーニングの経験のない人や体力の低い高齢者が腱や関節を痛めることなく、筋トレが行えるそうだ。現在、病院や介護施設などを中心に販売をしており、トヨタ記念病院をはじめ100カ所超の施設に納入された。
しかし、収益的には厳しく、赤字の状態だという。「これからはフィットネスクラブなどにも売り込みを図っていきたい」と同社関係者は語る。
なお、同展示会は8日まで開催され、会場にはゲーム付きのフィットネスマシンなどさまざまな健康器具が並んでいる。主催は日本トリム・生涯スポーツ協議会。