ピー・エー・ジー・インポートは7日、ボルボ『V50』とボルボ『S40』の燃料パイプ、ボルボ『XC90』のかじ取装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。V50とS40は04年2月から05年8月までに輸入された1098台、XC90は03年4月から05年8月までに輸入された2972台が対象。
V50、S40は、ターボ搭載車で燃料パイプの耐熱性が不足しており、エキゾーストマニホールド付近の熱影響によってパイプに亀裂が生じるものがある。そのまま使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合は燃料が漏れる恐れがある。
また、XC90はタイロッドエンドボールジョイント部の構造が不適切で、段差通過やオフロード走行などで強い負担が繰り返しかかると、ワッシャが変形してガタが生じることがある。そのまま使用を続けるとタイロッドエンド取り付けナットが緩み、最悪の場合、ボールジョイントが折損してかじ取り操作ができなくなる恐れがある。