ヤマハ、船外機の生産体制を再編

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ヤマハ発動機は、グループ会社で船外機などのマリンエンジンの開発と製造を行っているヤマハマリンが、静岡県袋井市に工業用地を取得し、同社の船外機生産体制を再編するための新工場を建設すると発表した。

今回、ヤマハマリンが取得した土地は、工業地域・工業専用地域の用途指定がされており、すでに造成工事済みの袋井市新池の工業用地約11万8000平方メートルで、東名高速袋井インターチェンジまで2.5kmと物流面で優位なロケーションに位置する。また、ヤマハ発動機グループ会社との距離が近いことや全面フラットな土地であることもあって取得した。

建設を決定した船外機製造の新工場は、袋井市におけるヤマハ発動機グループの拠点としては、エンジン部品の加工や二輪車の海外生産用部品の梱包・出荷を行っている「袋井工場」、バイオ事業の研究拠点である「ライフサイエンス研究所」、今年5月に稼動を開始した「グローバル・パーツ・センター」、今年10月に完成予定の「バイオ事業の生産工場」に続く、5つ目の拠点となる。 

ヤマハマリンでは、船外機の4ストローク化や大型化の進展に伴う部品の大型化や部品点数の増加などで、高負荷な生産状況、過密な作業環境となっている。今回の新工場の建設により、生産体制の再編を行い、物流・安全面の充実を図るとともに、生産性と品質の向上を図る。

船外機製造の新工場は、2008年5月に稼動する予定。

《レスポンス編集部》

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