香川県警、VICSビーコンによる注意喚起情報を提供開始

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香川県警は15日、県内の国道や県道の58交差点で、カーナビの画面に注意喚起の文字情報を送信するサービスを開始した。情報伝送はVICS光ビーコンを使って行われ、その交差点の事情に応じた情報が提供される。

香川県警・交通企画課によると、VICSのビーコン経由で注意喚起情報をカーナビに送るという実験は国土交通省が中心となり、東京都内の首都高速(4号新宿線・参宮橋カーブ)で電波ビーコンを使った実証実験が行ってきたが、本格的な導入は香川のものが全国初となる。

VICSによって情報が提供されるのは、香川県内の国道や県道にある58カ所の交差点。ビーコンによる情報受信が可能なカーナビを取り付けたクルマが交差点に差し掛かると、その交差点の状況に応じた注意喚起の文字情報が送られてくる。

表示される文章は12種類用意されているが、出会い頭事故や追突事故の多い交差点で、事前に注意喚起情報を提示することにより、ドライバーの注意を他車に向けさせる狙いがあるという。

ただ、光ビーコンを取り付けたクルマは、香川県内でのカーナビ装着車の2%程度しかないとされており、県警では「これを機会に装着車種が増え、事故が減ることも願っている」としている。

《石田真一》

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